メッセージ「住友最前線」

様々な領域の最前線でプロジェクトを率いる住友グループ各社社員の、
未来にかける熱い想いを紹介します。

左から熊谷孝善さん、永野晃さん、上田桂司さん

住友ベークライト
五感で"自然"を学ぶ工場内ビオトープ

──── 住友ベークライト
生産技術本部 環境・安全推進部 担当課長
熊谷 孝善さん
静岡工場 環境管理部 部長
永野 晃さん
静岡工場 業務部 課長
上田 桂司さん

希少種・ミナミメダカが遊泳。景観の復元に取り組む

志太平野の空を映す池に、ミナミメダカの泳ぐ姿が見える。視線を移せばヤマトタマムシがすむエノキの林。住友ベークライト静岡工場内の企業ビオトープ「憩いの杜」では、多様な生き物が懐かしい風景をつくっている。「当社はこれまで、環境負荷低減の一環として、環境対応製品の開発などに取り組んできました。さらに、生態系の保全・再生活動に取り組むことにより、その象徴となる企画を考える中で、ビオトープの構想が持ち上がりました」と、熊谷孝善さんが経緯を説明する。

「常葉大学の山田辰美教授に、当工場敷地内の排水路の動植物調査をお願いしたところ、希少種のミナミメダカの生息やカワセミの飛来が確認されました。そこで、メダカが増えカワセミが巣を作る環境を主なテーマに、水辺を中心に当地本来の景観の復元を図ったのです」と、永野晃さんも言葉を添える。

ミナミメダカ
順調に増えている、ミナミメダカ。静岡工場の敷地面積は同社最大。その5%がビオトープに充てられている。社内には部署横断的な「ビオトープ同好会」が発足し、日々管理にあたる。

造成開始は2012年。在来種を植えて外来種は抜くなど、すでにある生態系を壊さないように、少しずつ整備を進めた。そして5年後の今、メダカが群れで泳ぐ姿を見られるまでになった。

「今年度から一般公開を始めました。環境教育の第一歩は、身近な自然に関心を持つことだと思います。社員や近隣の方々にも、そのきっかけを提供していきたいですね」と、語る上田桂司さん。

人工物と自然が融合し、多くの人に開かれたこの景観が、末永く同社の高い環境意識を伝え続けることは間違いない。

※ ビオトープ:生物生息空間

SUMITOMO QUARTERLY NO.149より転載

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