一筆啓上賞手紙コンクール後援

第22回一筆啓上賞顕賞式

入賞作品
住友賞
  • 「友」へ
    高校時代の渾名(あだな)覚えてる?
    私ダリア貴女はスズラン。
    どちらも根っこに毒があったわね。

    清水 町子(61歳 長野県)

  • 「お母さん」へ
    お花やさんで、お金のなる木を買ってくれてありがとう。
    10円がなったら一枚だけあげる

    濱 千裕(7歳 鹿児島県)

  • 「お花屋さんの君」へ
    お花屋さんに花束贈るのもどうかと思ったんやけど。
    売り物にせんといてや(笑)

    有村 智章(51歳 大阪府)

  •  
    あなたからもらった初めての花束。
    後がなかったから、忘れられない。

    吉田 恵子(61歳 大阪府)

  • 「みなさん」へ
    あ!ふまないで
    わたしはここでいきているのよ。

    いとう ひめの(8歳 福井県)

  • 「どうにか三十三年連れそってきた夫」へ
    結婚して初めての誕生日。
    黄色のバラありがとう。
    花言葉は別れ、知らなかったでしょ。

    山口 としこ(60歳 東京都)

  • 「母」へ
    結婚式で花嫁のブーケをキャッチしました。
    しばしお待ちください。

    遠藤 陽子(43歳 埼玉県)

  • 「ゆりのきゅうこん君」へ
    ぼくが育てたら芽も出なかったのに、
    おじいちゃんだと花をさかせるなんてずるいよ。

    池田 颯汰(9歳 福井県)

  • 「妻」へ
    プレゼントの花を「もったいない」と笑った君。
    その笑顔が、僕の一番見たい花です。

    山下 研一(48歳 長崎県)

  • 「先生」へ
    いつも花まるをありがとうございます。
    でも100点のほうがうれしい年ごろになりました。

    山本 陸人(10歳 福井県)

  • 「夫」へ
    二十代、野の花のようで可憐と 貴方は言った。
    今は?と聞くと 黙ってしまった。

    市場 美佐子(65歳 鳥取県)

  • 「心優しい長男」へ
    雑草(ざっそう)図鑑(ずかん)、ありがとう。
    それでも、お願い。庭の草とり。

    小西 みつ子(京都府)

  • 「夫」へ
    バラの花で私を射止めたあなた、
    刺さった棘(とげ)は一生抜けない

    林 洋子(63歳 岐阜県)

  • 「ランチタイムの旦那」へ
    タコウインナーの予定が、
    でき損ないのチューリップになっちゃった。
    午後もガンバレ。。

    加茂前 良子(50歳 兵庫県)

  • 「夫」へ
    髪型かえても気付かない夫(あなた)。
    夕顔の小さな芽に大喜びしていた夫(あなた)。
    『私は花になりたい』

    森 のり(70歳 宮崎県)

  • 「5才の娘」へ
    白つめ草と「ママらいすき」の手紙。
    さっき怒ってゴメン。
    ママもとっても、らいすき!

    宗正 いぶき(30歳 山口県)

  • 「おじいちゃん」へ
    来年も母の日の花を選びたい。
    そっちで会ったら「帰れ」と言ってね おじいちゃん。

    濵野 有希子(42歳 兵庫県)

  • 「母の日のお母さん」へ
    カーネーションなくてごめんね。
    ぼくが渡すのはずかしくなくなるまで長生きしてね。

    古澤 愛都(12歳 岐阜県)

  • 「夫」へ
    結婚六十七年。
    そう言えば一度もお花をもらったことなかったけど、
    まだ間に合います。

    溝上 志津子(84歳 長崎県)

  • 「息子」へ
    貴方の彼女から母の日に綺麗な花が届いた。
    ところで息子よ、東京に花は売ってないの?

    杉本 美和子(41歳 福井県)

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