全国盲学校弁論大会特別協賛

第78回(2009年) 全国盲学校弁論大会

住友グループ広報委員会は、2009年10月16日、東京都立文京盲学校にて開催された第78回全国盲学校弁論大会全国大会(主催・毎日新聞社点字毎日他)に特別協賛しました。この弁論大会は、1928(昭和3)年に創設、今年で78回を迎えました。大会には全国69校の中から地区大会で選ばれた7地区9人の地区代表が、文部科学大臣優勝旗、点字毎日杯を目指し、将来の夢や生きがい、日ごろの思いを熱く語りました。

何れ劣らぬ熱弁の中から、この日見事優勝を射止めたのは、関東甲信越地区代表のファン・バン・ソンさん(筑波大学附属視覚特別支援学校)でした。「僕に続く後輩たちのために」と題したこの弁論で、母国のベトナムにおいて「視覚障害者であっても学習できる学校をつくり、自立できるようにしたい」という夢を語ってくれたファン・バン・ソンさん。そのために、日本で技術・教育を身につけ、将来、ベトナムに帰りその夢を実現させるという強い「使命感」が会場にいる私たちにもしっかりと伝わってきました。「人のために何かを成す」という思い。とても新鮮に感じられました。

また弁士の皆さんから伝わってきたものは、「言葉」の表面的な意味ではなく、その背後にある「思い」や「情熱」であり、魂のこもった「言葉」でした。まさに「言葉」の持つパワーを感じた弁論大会でした。

住友グループ広報委員会は、「大切なこと 人から人へ」というグループ・メッセージのもと、これからも「言葉」を通じて人々の思いを伝え続けるこの弁論大会に、少しでもお役に立てればと願っています。

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