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人をつなぐもの

新一筆啓上賞を通して:心を届ける

短い言葉に思いを託す
手紙でなければ伝えられないこと

「回を重ねて、『手紙文学』とでもいうのでしょうか、新たなジャンルの表現が生まれてきているような気がします」
大廻氏は語ります。
電子メールが全盛となった今日においても、紙に文字をしたためて封書で送るという応募スタイルは変わることはありません。それでも応募作品数が減ることはなく、新一筆啓上賞は、さらに発展を続けています。
「気持ちを短い手紙に表すと、それが心に響くものになる。賞に寄せられる作品は、宛てた相手に渡されるものではなく、あくまでコンテスト用につくられたものなのですが、それに触れた人は、短い文章が伝えているものを、自分の家族や友人の関係のなかに置いて共感するのです。この賞が愛されている理由は、そこにあるのではないでしょうか」

「賞状」は、地元特産の越前織製

何よりも新一筆啓上賞を愛しているのは、他ならぬ丸岡町の人々かもしれません。手弁当でイベントの運営や食事の用意に加わり、賞を盛り上げています。
「手伝ってくださる町の方に、無理はしないでくださいねというと『なあに、こんな楽しいイベントにオレを加わらせてくれるなんて、それだけでありがたい。これくらいやらせてくれ』といってくださるんです。感動が何重にも広がって、それが町の活力になっているのを実感しています」

気持ち伝えることを手伝いたい

顕彰式風景

これまで「母」「家族」「私」「夢」など、自分や家族をテーマとしてきた同賞、20回目を迎える次回のテーマは「ありがとう」に決定しました。114万作品のなかで、もっとも多かった言葉が、「ありがとう」だったことから、このテーマとしたものです。これはすなわち、手紙で、ありがとうという気持ちを伝えたい人がもっとも多いということを意味します。
「家族に面と向かってありがとうというのは、なかなかできないものですよね。もちろん、手紙に書いて伝えるのも気後れするでしょう。だからこそ、このコンテストという場を借りて、言いづらいことを言葉にしようとされるのかもしれません」
住友グループが掲げる「大切なこと 人から人へ」というメッセージにも、大廻さんは大きくうなずきます。

「感謝ほど大切な気持ちはないでしょう。ところが、日本人はいつのまにか気持ちを伝えることが苦手になって、それを言葉にすることが少なくなってしまっているのではないでしょうか。家族のなかで一人ひとりが孤立してしまいがちな昨今、せめて賞を通して家庭のコミュニケーションを促すお手伝いができたらという気持ちもあります」
今回は海外から募集する作品にも「arigato」を盛り込むことを要項に加えました。
「もっともありふれていて、もっとも美しい日本語、それが『ありがとう』だと思うんです。単に感謝の意を示すだけでなく、貴重で得難いものを自分は得ているという感動を、言葉のうちに含んでいる。ぜひこの言葉をつかって、心を伝えてほしいですね」
2013年春、新たな感動が、また北陸の町から届きます。

 

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