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人をつなぐもの

全国盲学校弁論大会を通して:すべての人が幸せに暮らせる社会の実現へ

障害者と健常者の架け橋に
率直であることが大切

「ありのままの思いを出すことが大切」と佐木氏(写真右)

盲学校は、幼稚園から高等学校までが設置されています。学齢の生徒のほか、ある程度年齢を重ねてから、資格を取りたいと一念発起して通い始める成人の方も少なくなく、なかには70歳を過ぎてから勉強をやりなおしたいと盲学校に入った女性もいらっしゃいます。
75回大会で優勝した竹本登久子さんは、小学校を出てすぐ琴の師匠の元に弟子入り。厳しい練習の末、自分も師匠になったものの、学校で勉強したいという夢をかなえるために、72歳で盲学校の普通科に入学しました。その年に弁論大会に出場し、勉強できる幸せを喜びいっぱいにスピーチし、「何事もやる気があれば遅いということはない」と堂々と語り、深い感銘を与えました。

こうした明るさに満ちた演説がある一方、弁士の口からはときに「見えないことが恥ずかしかった」「友達の前では見えているふりをしていた」など心を射抜くような強い言葉が発せられ、聴衆に迫ります。
「私自身が文章を書くときもそうですが、どれだけ率直にありのままの思いを出せるか、それが伝える力になるんだと思います」
点字毎日の記者で、自身も全盲で、その立場から毎日新聞本紙にも執筆した佐木理人記者は、「伝えるために一番大切なこと」について、こう語ります。自分自身ととことん向き合い、言葉を吟味して自分が置かれた立場からの思いをストレートに伝えることを心がける。それが心を打つ言葉になるといいます。
お互いが歩み寄るために

大会後に発行される弁論集は、活字と点字の“ハイブリッド”印刷になっている。

住友グループは「大切なこと 人から人へ」という言葉をグループメッセージと掲げています。全国盲学校弁論大会を支援する背景にも、この理念を推進したいとの思いがあります。
しかし、視覚障害者には、移動とともに、情報の入手において大きな「バリア」が存在します。弁論大会でも、そうしたバリアに直面して悩んだ経験、周りの無理解からくる悲しみ、あるいはバリアを乗り越えたときの感動をテーマとする弁論が多くあります。
「障害のある人と障害のない人の間に距離があるのは確かです。その距離は、思った以上に大きくて、偏見というよりも、障害者の置かれている状況を知るところまでいたっていない場合もあります。社会と障害者が、お互いに歩み寄っていけば、その距離は縮まっていきます」(佐木理人氏)

障害のある人と障害のない人の間の架け橋に————。視覚障害者の声を発信する全国盲学校弁論大会は、真のユニバーサル社会の実現に向けて、大切な役割を担っています。

 

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