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住友グループ広報委員会

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薬は何でできているんだろう?

薬は自然のなかからつくられるようになった

昔の人は病気になったら、どうやって治していたと思う? 自然にあるもの、たとえば植物の葉っぱや根や茎(くき)、花粉などを貼ったり塗ったり煎(せん)じて飲んだりして治していたんだ。みんなはヤナギの木を知っているかな。ヤナギは痛みをとったり、ねつを下げたりする働きがあることを昔の人は見つけていたんだよ。その後、研究が進み、いまでは解熱鎮痛薬(げねつちんつうやく)として用いられているんだよ。植物のほかに、動物やカビ、細菌(さいきん)といった微生物(びせいぶつ)などが薬の材料として用いられていたんだ。
今では薬の成分を人工的につくり出すこともあるんだよ。人や動物の体のなかでつくられる成分が病気を治すこともあるんだけど、人や動物からその成分を取り出すことは難しいよね。そういうときには、成分構造(せいぶんこうぞう)を化学的に解明(かいめい)して、同じものを化学技術(かがくぎじゅつ)やバイオテクノロジーでつくり出すんだ。

薬の形が、ちがうのには理由があるんだよ

口から飲む薬には、液体(えきたい)のものや、粉末(ふんまつ)のものもあれば、錠剤(じょうざい)もあるし、カプセルに入ったものもあるよね。あんなふうに薬の形がちがうのはなぜだかわかるかな?
錠剤だと定められた正確な量をいつでも簡単に飲むことができるんだけど、大きな錠剤だと子供やお年寄りには飲みにくいよね。錠剤を細かくするのは難(むずか)しいからね。患者さんに合わせた量を調整しやすいのは粉末の薬。粉末だと必要な量にわけることができるからね。
また、くすりの種類によっては、胃では溶けないで腸で溶けてほしい成分もあったり、成分によっては光や湿気(しっけ)でこわれやすいものもあるんだ。そういう薬は特別に工夫したカプセルや錠剤などにしているんだね。
その他、咳止めなど早く効果を出したいときや、子供やお年寄りが飲みやすい液剤として用いる薬が作られたりするんだ。また、口から飲めない場合には、坐薬(ざやく)といっておしりから入れるように工夫する場合もあるんだよ。

薬を使うときは決められた量や回数を守ること

名前のついた病気は、いま約3万種類もあるんだよ。そのうち薬でコントロールできるものは一部にすぎず、病気で苦しんでいる人が世界中にまだたくさんいるんだ。だから薬をつくる会社の人たちは、毎日新しい薬を研究開発しているんだね。
でも、薬には病気を治すだけでなく、人間の体にいろんな影響(えいきょう)をあたえるんだ。害をおよぼすことがないように、慎重(しんちょう)に研究開発されなければいけないんだね。患者さんの手元にとどくまでには、きびしくチェックされるんだよ。
そして薬は、人によっても効き目(ききめ)がちがうから、お医者さんのいうことをよく聞いて使わなければいけないんだ。お医者さんや薬剤師の先生が教えてくれる量や回数、いつ使うのかといったことを守ること、自分に合わないなと思ったら、すぐにお医者さんや薬剤師の先生に相談することも大事なんだよ。

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