住友倉庫すみともそうこ

外国の商品がお店にならぶまで

外国から船か飛行機にのせられてやってくる

飛行機

ぼくの服を調べてみたら「メイド・イン・チャイナ(Made in China)」って書いてあったよ。これは中国で作られた服だってことだよね。服についているタグに書いてあるね。最近は、「メイド・イン・ベトナム(Made in Vietnam)」や「メイド・イン・バングラデシュ(Made in Bangladesh)」も見かけるようになったよね。君の服はいったいどこの国からやってきたものかな?
外国でつくられた服は、船か飛行機にのせられて日本にやってくるんだよ。船にのせられてやってきた場合、港の近くにある倉庫にいったん保管(ほかん)されるんだ。飛行機の場合は空港の近くの倉庫だよね。そこで通関(つうかん)という手続きが待っているんだ。通関というのは、「この商品は日本の中に入れてもいいですよ」という許可(きょか)をもらうことなんだよ。

港にない倉庫にも重要な役割(やくわり)が

港や空港近くにある倉庫と、それ以外の倉庫では役割(やくわり)がそれぞれ違(ちが)うんだ。港や空港の近くにある倉庫は、輸出(ゆしゅつ)する商品とか輸入(ゆにゅう)してきた商品が保管(ほかん)されるんだけど、港や空港から離(はな)れた倉庫では、お店に商品を届(とど)けるまでの作業をしているんだ。
たとえば、商品に傷(きず)がないか、数が合っているかを調べたり、送り先ごとに商品をまとめたり、値札(ねふだ)を付(つ)け替(か)えたりしているんだ。服だっていろんな服があるだろ。子ども服もあれば、女性(じょせい)用や男性(だんせい)用、色や柄(がら)の違いもさまざまだよね。こうした商品がきちんと注文どおりにお店に届けられるように、倉庫でしっかりとチェックしてからそれぞれのお店に届けられるんだよ。倉庫での仕事ってあんがいたくさんあるんだね。

配送センター:保管→配送→流通加工

商品でないものを預(あず)かる倉庫もあるんだよ

こうして商品がそれぞれのお店にやってきて棚(たな)に並(なら)ぶんだよ。ぼくたちが買い物に行くと、いろんな国々で作られたものがいっぱい並んでいるけど、いったんは倉庫に集められて、そこから運ばれてくるんだね。住友倉庫では、通関の手続きからお店への配送まで、すべてやっているんだ。
それと、みんなの家にある家財(かざい)や毛皮・着物を預(あず)かったり、会社の書類を長い期間預かる専用(せんよう)の倉庫もあるんだ。住友倉庫には、大切なものを預かるために、免震構造(めんしんこうぞう)になっているものもあるんだよ。地震(じしん)が起きても大丈夫(だいじょうぶ)な特別な構造になっているんだって。

左:住友倉庫外観 右:住友倉庫内部
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