住友精化 すみともせいか

樹脂 じゅし について調べてきたよ

合成樹脂(じゅし)は石油からつくる

天然ゴムは、樹木(じゅもく)の樹液(じゅえき)からできるので、天然樹脂(てんねんじゅし)っていうんだ。一方、プラスチックは、石油からとれる原料を化学反応(かがくはんのう)させて作るんだよ。だから、合成樹脂(ごうせいじゅし)っていうんだ。これが天然樹脂とよく似ている性質(せいしつ)を持っているんだ。アメのように固まって、いろんな形になるんだ。
合成樹脂というのは、原料の液体が重合(じゅうごう)という化学反応をすることでできあがるんだよ。合成樹脂の原料は液体(えきたい)だけど、それが重合(じゅうごう)という化学反応(はんのう)で固体になるんだよ。ちなみに、化学反応というと身近にいろいろあって、たとえばローソクが酸素(さんそ)と結合(けつごう)して熱を発するのは「燃焼(ねんしょう)」という化学反応が起こっているからなんだ。それから鉄がサビるのも化学反応の一種なんだよ。化学反応といってもそんなに難(むずか)しく考えることはないからね。

重合反応のしくみ

モノマーとポリマー

モノマーとポリマー

重合に使われる原料は「モノマー」というんだ。モノマーはガスや液体の形で小さな分子(ぶんし)が集まったものなんだよ。単量体(たんりょうたい)ということもあるよ。このモノマーがつながって大きな分子になるんだ。その分子のことを高分子(こうぶんし)というんだね。「ポリマー」(ポリはたくさんという意味)という言葉を聞いたことがないかい。ポリマーというのが高分子のことだよ。
たとえば、エチレンというのはモノマーの一種なんだ。このエチレンをつなげていくと、ポリエチレンになる。もっと身近なポリマーと言えば、ジュースやお茶の容器(ようき)に使われてるペットボトルがあるよね。あのPETボトルのペットは「ポリ・エチレン・テレフタレート(PET)」というんだよ。ペットボトルは、飲み物のほかに、調味料(ちょうみりょう)や化粧品(けしょうひん)、医薬品(いやくひん)などの容器に使われているよね。

合成樹脂(じゅし)はいろんなところに使われている

ペットボトルも合成樹脂だし、ナイロンや、アクリル、ビニール、ポリエステルといった、合成繊維(ごうせいせんい)なども合成樹脂の一種だよね。そう考えると、ぼくたちの街には合成樹脂がいっぱいある。おもちゃだって、下敷(したじ)きだって、ふでばこだって、みんなプラスチックという合成樹脂でできているよね。
合成樹脂は、石油からたくさん作れるし、複雑(ふくざつ)な形を作るのも簡単(かんたん)だ。しかも、使い終わったあと、リサイクルできるんだ。便利だから、いろんなものに使われるんだね。
住友精化は、合成樹脂の先端技術(せんたんぎじゅつ)を持っているんだ。そのひとつが高吸水性樹脂(こうきゅうすいせいじゅし)。水を吸収(きゅうしゅう)する樹脂を開発したんだよ。

身近な合成樹脂
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