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住友活機園

住友活機園(伊庭貞剛記念館)が国の重要文化財に指定 ―明治後期の大邸宅の姿を今に伝える―

住友活機園(伊庭貞剛記念館)洋館住友活機園(伊庭貞剛記念館)洋館

  • ※1 ハーフティンバー:
    柱・梁等の木造軸組構造を外部に露出し、その間を漆くい・レンガ等で充填した木造建築。中世以降のヨーロッパ北部に多く見られる。
  • ※2 シングル・スタイル:
    外壁に掛瓦や木の板を貼る方式。
  • ※3 アール・ヌーヴォー:
    1900年前後のベルギー・フランスからヨーロッパに広がった新芸術の運動およびその様式。植物モチーフの曲線模様を多用するのが特徴。

住友林業株式会社が所有する「住友活機園」(伊庭貞剛記念館/滋賀県大津市田辺町10番14号)は、平成14年5月23日、文部科学大臣から重要文化財に指定されました。

このたびの指定は、明治後期の大邸宅の姿を今に伝える数少ない例として、その高い意匠が評価されたものです。格調高い洋館と重厚かつ巧緻な和館が併立していることを特徴とし、そのほかに新座敷・東蔵・西蔵・正門、及びその付属施設として茶室・四阿(あずまや)・鎮守堂があります。これらの建物に加えて、「一体となって景観をなす」と認められた敷地および庭園が一括して指定の対象となりました。

「住友活機園」は風光明媚な大津市石山寺に近く、瀬田川のほとり、琵琶湖を望む小高い丘の上にあります。明治37年、近代住友の基礎を築いた第二代総理事伊庭貞剛翁が自らの隠棲の居として建設し、翁の没後その子孫により旧住友本社に寄贈されたものを、戦前・戦後にわたって住友グループが維持管理をしてきた文化遺産です。平成9年からは貞剛翁を顕彰する記念館として整備し、グループ各社の社員が高潔な翁の精神を学ぶ場としても利用しています。
「活機」とは、翁自身が名づけたもので、禅宗の思想で「俗世を離れながらも人情の機微に通じる」という意味を持ち、翁が晩年を過ごした地の名称としてふさわしいともいえます。

洋館(写真)は中之島図書館(重要文化財/大阪市)等を手がけた当時の洋風建築の第一人者野口孫市博士の設計で、鋭角の屋根、ハーフティンバー※1、シングル・スタイルの外壁※2、アール・ヌーヴォー※3を採り入れたデザインなどにより約百年を経過した現代でも斬新な印象を与えます。
和館は数寄屋建築の名手であった棟梁八木甚兵衛の代表作です。貞剛翁が支配人として勤める別子銅山を離れるにあたり、餞別として送られた別子山の栂材等の良材の持ち味を生かした巧緻な匠の技が随所に見られます。一方、室内は装飾を抑え落着いた意匠でまとめられています。

住友活機園が国民共有の文化財として評価されたことを大変名誉なことと受け止め、より一層細心の注意を払って保存に努めてまいります。なお一般公開につきましては、期間を限定して行っております。詳しくは住友活機園のホームページをご参照ください。

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