表彰式では、毎年ドラマが生まれます。優勝チームの歓喜、残念ながら目標を達成できなかったチームの落胆。参加者の皆さんがいかに真剣に取り組んできたか、その熱意が伝わってきます。今回優勝を飾った大学はシンガポール国立大学、ベスト・チームワーク賞には上智大学が輝きました。また日本語での対戦による最高得点は、仲裁が東京大学、交渉がモンゴル国立大学、英語での対戦による最高得点は、仲裁がチーム・オーストラリア、交渉がシンガポール国立大学でした。
住友グループ広報委員会は、インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションを通じて、大学生の交渉教育を応援し、真の国際的な人材育成に寄与したいと考えています。
インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションホームページ
2020年11月14日(土)・15日(日)の両日、第19回インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションが開催されました。本コンペティションは、例年、上智大学を会場として開催されてきましたが、今大会は新型コロナウイルス禍のため、Zoomを用いたオンライン形式で開催されました。
今回は、国内の20大学(北海道大学、東北大学、山形大学、筑波大学、学習院大学、慶應義塾大学、上智大学、中央大学、東京大学、日本大学、明治大学、立教大学、早稲田大学、名古屋大学、京都大学、同志社大学、立命館大学、大阪大学、九州大学、西南学院大学)と、海外の5大学・チーム(チーム・オーストラリア=オーストラリア国立大学、モナシュ大学、クイーンズランド工科大学、メルボルン大学、シドニー大学の合同チーム、シンガポール国立大学、モンゴル国立大学、北京師範大学、チュラロンコン大学)から参加した234名(日本語の部34チーム、英語の部18チーム)が熱戦を繰り広げました。
ラウンドA 仲裁 | ラウンドB 交渉 | |||
---|---|---|---|---|
レッド | ブルー | レッド | ブルー | |
1 | 九州大学1 | モンゴル国立大学 | 上智大学2 | 同志社大学1 |
2 | 東京大学1 | 筑波大学 | 大阪大学1 | モンゴル国立大学 |
3 | 北海道大学 | 東北大学1 | 明治大学3 | 日本大学 |
4 | 大阪大学2 | 山形大学 | 東京大学2 | 山形大学 |
5 | 東京大学2 | 早稲田大学1 | 立教大学2 | 中央大学2 |
6 | 西南学院大学 | 同志社大学1 | 九州大学2 | 早稲田大学2 |
7 | 立教大学1 | 同志社大学2 | 立教大学3 | 立命館大学 |
8 | 上智大学1 | 早稲田大学2 | 東京大学1 | 京都大学 |
9 | 明治大学3 | 中央大学2 | 九州大学1 | 同志社大学3 |
10 | 立教大学2 | 東北大学2 | 立教大学1 | 筑波大学 |
11 | 上智大学2 | 中央大学1 | 大阪大学2 | チーム・オーストラリア |
12 | 明治大学2 | 早稲田大学3 | 上智大学1 | 東北大学1 |
13 | 大阪大学1 | 同志社大学3 | 学習院大学 | 中央大学1 |
14 | 学習院大学 | チーム・オーストラリア | 明治大学1 | 東北大学2 |
15 | 九州大学2 | 日本大学 | 西南学院大学 | 早稲田大学1 |
16 | 明治大学1 | 立命館大学 | 明治大学2 | 同志社大学2 |
17 | 立教大学3 | 京都大学 | 北海道大学 | 早稲田大学3 |
ラウンドA 仲裁 | ラウンドB 交渉 | |||
---|---|---|---|---|
レッド | ブルー | レッド | ブルー | |
1 | 東京大学1 | モンゴル国立大学2 | 立教大学 | モンゴル国立大学1 |
2 | チュラロンコン大学 | チーム・オーストラリア1 | 名古屋大学 | シンガポール国立大学1 |
3 | 北京師範大学 | 中央大学 | 東京大学2 | 慶應義塾大学1 |
4 | 名古屋大学 | 慶應義塾大学2 | 上智大学 | チーム・オーストラリア1 |
5 | 上智大学 | モンゴル国立大学1 | チュラロンコン大学 | 中央大学 |
6 | 立教大学 | チーム・オーストラリア2 | 北京師範大学 | シンガポール国立大学2 |
7 | 明治大学 | 慶應義塾大学1 | 東京大学1 | チーム・オーストラリア2 |
8 | 東京大学2 | シンガポール国立大学1 | 明治大学 | モンゴル国立大学2 |
9 | 九州大学 | シンガポール国立大学2 | 九州大学 | 慶應義塾大学2 |
本コンペティションは「仲裁」(ラウンドA)と「交渉」(ラウンドB)の2部構成となっており、それぞれ日本語と英語の部に分かれています。ラウンドA、ラウンドBともに、運送事業や観光事業を営むレッド社と、オンライン小売事業等を営むブルー社との間の国際ビジネスを題材とし、各チームはレッド社またはブルー社のいずれかを担当しました。
ラウンドAの仲裁の問題は、①国際航空運送に関する契約、②システムやウェブサイトの制作に関する契約、③オンラインでの証人尋問に関するものでした。各チームは、レッド社あるいはブルー社のいずれかの代理人弁護士となって、仲裁人役の審査員を前に主張を戦わせました。
ラウンドBでは、運送事業の料金の改訂、自動運転自動車やドローン等を用いた運送に関する共同研究、運送事業に関する合弁事業、観光事業に関する協力等を巡って交渉が行われました。
両日合計で128名の弁護士、裁判官、研究者、企業実務家等に審査員としてご協力を頂きました。さらに、同時に26のZoomのミーティング・ルームで行われる対戦をスムーズに行うため、本大会のOB・OGや参加大学の学部生55名の方に各ミーティング・ルームの操作を担当するオフィシャルとして大会をサポートして頂きました。
表彰式では、毎年ドラマが生まれます。優勝チームの歓喜、残念ながら目標を達成できなかったチームの落胆。参加者の皆さんがいかに真剣に取り組んできたか、その熱意が伝わってきます。今回優勝を飾った大学はシンガポール国立大学、ベスト・チームワーク賞には上智大学が輝きました。また日本語での対戦による最高得点は、仲裁が東京大学、交渉がモンゴル国立大学、英語での対戦による最高得点は、仲裁がチーム・オーストラリア、交渉がシンガポール国立大学でした。
優勝 | シンガポール国立大学 | 209.85点 |
---|---|---|
準優勝 | チーム・オーストラリア | 207.5点 |
3位 | 東京大学 | 204.9点 |
4位 | チュラロンコン大学 | 204.85点 |
5位 | 上智大学 | 202.57点 |
6位 | 大阪大学 | 201.69点 |
7位 | 中央大学 | 195.67点 |
上智大学
東京大学
モンゴル国立大学
チーム・オーストラリア
シンガポール国立大学