表彰式では、毎年ドラマが生まれます。優勝チームの歓喜、残念ながら目標を達成できなかったチームの落胆。参加者の皆さんがいかに真剣に取り組んできたか、その熱意が伝わってきます。今回優勝を飾った大学はシンガポール国立大学、ベスト・チームワーク賞にはチーム・オーストラリアが輝きました。また日本語での対戦による最高得点は、仲裁が中央大学、交渉が東京大学、英語での対戦による最高得点は、仲裁がシンガポール国立大学、交渉がチーム・オーストラリアでした。
住友グループ広報委員会は、インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションを通じて、大学生の交渉教育を応援し、真の国際的な人材育成に寄与したいと考えています。
インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションホームページ
2021年11月6日(土)・7日(日)の両日、第20回インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションが開催されました。本コンペティションは、例年、上智大学を会場として開催されてきましたが、今大会は新型コロナウイルス禍のため、Zoomを用いたオンライン形式で開催されました。
今回は、国内の19大学(北海道大学、東北大学、山形大学、東京大学、早稲田大学、上智大学、中央大学、学習院大学、日本大学、明治大学、立教大学、筑波大学、名古屋大学、京都大学、同志社大学、立命館大学、大阪大学、九州大学、西南学院大学)と、海外の6大学(チーム・オーストラリア=オーストラリア国立大学、シドニー大学の合同チーム、シンガポール国立大学、モンゴル国立大学、チュラロンコン大学、タシケント国立大学)から参加した226名(日本語の部34チーム、英語の部14チーム)が熱戦を繰り広げました。
ラウンドA 仲裁 | ラウンドB 交渉 | |||
---|---|---|---|---|
レッド | ブルー | レッド | ブルー | |
1 | 中央大学1 | 九州大学1 | 中央大学2 | 大阪大学1 |
2 | 明治大学1 | 立教大学3 | 明治大学3 | 学習院大学1 |
3 | 中央大学2 | 東北大学1 | 同志社大学2 | 立教大学1 |
4 | 京都大学 | 早稲田大学1 | 日本大学 | 九州大学2 |
5 | モンゴル国立大学 | 早稲田大学2 | 京都大学 | 東京大学2 |
6 | 北海道大学 | 大阪大学2 | 上智大学3 | タシケント国立大学 |
7 | 西南学院大学 | 東京大学2 | 北海道大学 | 立教大学3 |
8 | 日本大学 | 立教大学1 | 中央大学1 | 学習院大学2 |
9 | 立命館大学 | 東北大学2 | 上智大学1 | 東北大学1 |
10 | 同志社大学1 | 山形大学 | 上智大学2 | 大阪大学2 |
11 | 筑波大学 | 学習院大学2 | 筑波大学 | 早稲田大学1 |
12 | 上智大学2 | 学習院大学1 | 明治大学2 | 山形大学 |
13 | 明治大学2 | 大阪大学1 | 立命館大学 | 東京大学1 |
14 | 同志社大学2 | 東京大学1 | 西南学院大学 | 立教大学2 |
15 | 上智大学1 | 九州大学2 | モンゴル国立大学 | 東北大学2 |
16 | 上智大学3 | 立教大学2 | 同志社大学1 | 九州大学1 |
17 | 明治大学3 | タシケント国立大学 | 明治大学1 | 早稲田大学2 |
ラウンドA 仲裁 | ラウンドB 交渉 | |||
---|---|---|---|---|
レッド | ブルー | レッド | ブルー | |
1 | モンゴル国立大学 | 立教大学 | チーム・オーストラリア2 | 東京大学 |
2 | 中央大学1 | シンガポール国立大学1 | 中央大学1 | 立教大学 |
3 | 上智大学 | チュラロンコン大学 | 上智大学 | シンガポール国立大学1 |
4 | チーム・オーストラリア2 | 名古屋大学 | モンゴル国立大学 | チュラロンコン大学 |
5 | 明治大学 | シンガポール国立大学2 | 中央大学2 | 名古屋大学 |
6 | チーム・オーストラリア1 | 九州大学 | チーム・オーストラリア1 | シンガポール国立大学2 |
7 | 中央大学2 | 東京大学 | 明治大学 | 九州大学 |
本コンペティションは「仲裁」(ラウンドA)と「交渉」(ラウンドB)の2部構成となっており、それぞれ日本語と英語の部に分かれています。ラウンドA、ラウンドBともに、レストラン事業を営むレッド社と、大手飲料メーカーブルー社との間の国際ビジネスを題材とし、各チームはレッド社またはブルー社のいずれかを担当しました。
ラウンドAの仲裁の問題は、レッド社によるブルー社の高級ワイン「ブルー・ワン」の購入に関するトラブルで、争点は①継続的販売契約の成否、②危険の移転や不可抗力、③損害賠償、損害軽減義務に関するものでした。各チームは、レッド社あるいはブルー社のいずれかの代理人弁護士となって、仲裁人役の審査員を前に主張を戦わせました。
ラウンドBでは、レッド社とブルー社がメディトリア国のワイナリー運営会社を共同買収する前提で、①醸造家や従業員について、②経営方針について、③ワインの生産方法について、④買収後の費用負担等の項目について交渉が行われました。
両日合計で122名の弁護士、裁判官、研究者、企業実務家等に審査員としてご協力を頂きました。さらに、同時に24のZoomのミーティング・ルームで行われる対戦をスムーズに行うため、本大会のOB・OG12名の方に各ミーティング・ルームの操作を担当する本部スタッフとして大会をサポートして頂きました。
表彰式では、毎年ドラマが生まれます。優勝チームの歓喜、残念ながら目標を達成できなかったチームの落胆。参加者の皆さんがいかに真剣に取り組んできたか、その熱意が伝わってきます。今回優勝を飾った大学はシンガポール国立大学、ベスト・チームワーク賞にはチーム・オーストラリアが輝きました。また日本語での対戦による最高得点は、仲裁が中央大学、交渉が東京大学、英語での対戦による最高得点は、仲裁がシンガポール国立大学、交渉がチーム・オーストラリアでした。
優勝 | シンガポール国立大学 | 217.375点 |
---|---|---|
準優勝 | チーム・オーストラリア | 215.6875点 |
3位 | 東京大学 | 211.1665点 |
4位 | 上智大学 | 208.5938点 |
5位 | チュラロンコン大学 | 204.5点 |
6位 | 中央大学 | 204.375点 |
7位 | 九州大学 | 202.5833点 |
チーム・オーストラリア
中央大学
東京大学
シンガポール国立大学
チーム・オーストラリア