住友グループ広報委員会は、2007年10月19日、広島県立広島中央特別支援学校体育館にて開催された第76回全国盲学校弁論大会全国大会(主催・毎日新聞社点字毎日他)に特別協賛しました。この弁論大会は、1928(昭和3)年に創設以来、伝統を守り続け、今年で76回迎えました。大会には地区大会で選ばれた7地区から9人の地区代表盲学校生が、文部科学大臣賞優勝旗、点字毎日杯を目指し、将来の夢や生きがい、日ごろの思いを自らの言葉で熱く語りました。
全国の地区大会を勝ち抜いてきた弁士の皆さん。いずれ劣らぬ熱弁。伝統あるこの大会で、今年、激戦の中から、見事全国一の優勝を射止めたのは、近畿地区代表の三ツ井直樹さんでした。生きがいとしてきた仕事を、目の病気のために辞める。失意の中入学した盲学校で、校歌の歌詞に出会い、再び仕事に対する喜びと生きる情熱をつかんだ三ツ井さん。「働く喜び 実らせて」と校歌を朗々と歌い上げると、会場はその迫力と情熱に、熱く包まれました。仕事、学業、スポーツ、社会問題、……。そのほかの弁士の皆さんからも、それぞれの生きざまや考え、そして熱い思いが、しっかりと伝わってきました。
「大切なこと 人から人へ」。これは、住友グループ広報委員会のグループ・メッセージです。自分の思いを伝えたい。そして、それを伝えるのは「言葉」です。弁論大会は、その「言葉」に心を込めて、人から人へ伝えていく、そこに感動が生まれるのだと思います。感動。全国盲学校弁論大会をあらわすにふさわしいもう一つの言葉。住友グループ広報委員会は、これからも、「大切なこと 人から人へ」というメッセージのもと、感動を伝え続けるこの弁論大会に、引き続きお役に立てればと願っています。
住友グループ広報委員会は、優勝者に住友グループ杯を、さらには3位までの3名に副賞として海外研修旅行を贈呈するとともに、優秀賞として全国大会出場の9名全員に記念品のポータブルCDプレーヤーを贈りました。
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