住友グループ広報委員会は、2008年10月17日、福島県立盲学校体育館にて開催された第77回全国盲学校弁論大会全国大会(主催・毎日新聞社点字毎日他)に特別協賛しました。この弁論大会は、1928(昭和3)年に創設以来、伝統を守り続け、今年で77回を迎えました。大会には地区大会で選ばれた7地区から9人の地区代表盲学校生が、文部科学大臣賞優勝旗、点字毎日杯を目指し、将来の夢や生きがい、日ごろの思いを自らの言葉で熱く語りました。
何れ劣らぬ熱弁の中から、この日見事優勝を射止めたのは、東北地区代表の鈴木裕花さんでした。自らの体験を通じて、自らに思い巡らせ、自らに気づき、そして自ら新しい世界へ「踏み出す」決意をした鈴木さん。「踏み出す」と題したこの弁論には、7分という限られた時間でありながら、鈴木さんの考えや思いが「言葉」の一つひとつに込められ、会場にいる私たちにもしっかりと伝わってきました。
人は、「言葉」で思いを作り、「言葉」で思いを伝え、「言葉」で思いを理解します。日常生活の中で、この当たり前のことを、私たちはつい忘れてしまいがちです。
住友グループ広報委員会は、「大切なこと 人から人へ」というグループ・メッセージのもと、これからも「言葉」を通じて人々の思いを伝え続けるこの弁論大会に、少しでもお役に立てればと願っています。
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