住友グループ広報委員会は、2015年10月2日、静岡県のクリエート浜松で開催された第84回全国盲学校弁論大会全国大会(主催 毎日新聞社点字毎日他)に特別協賛しました。
この弁論大会は、1928(昭和3)年に創設以来、伝統を守り続け、今年で84回目を迎えました。大会には7つの地区から選ばれた14歳から47歳までの9人の弁士の方々が、将来の夢や生きがい、日ごろの思いを自らの言葉で熱く語りました。
今年の大会で優勝の栄冠に輝いたのは、「光り輝くあの月へ」と題した弁論を行った福島県立盲学校高等部専攻科理療科1年の渡邊健(わたなべ たけし)さんでした。教員であった渡邊さんは次第に目が見えづらくなり、いらだちとせつなさとの葛藤の日々を過ごしていましたが、娘から「目が見えなくてもパパはパパ。私がパパの分まで見てあげるよ!」と励まされたことを機に盲学校へ入学し、新たな一歩を踏み出すことができたそうです。渡邊さんの良く通る声とすばらしい話術は会場の聴衆を魅了しました。
住友グループ広報委員会による協賛は今年で13回目となります。「大切なこと 人から人へ」というグループメッセージを掲げて活動する私たちが、言葉を通して「生きる力」を社会に発信しているこの大会を支援できることは、大変意義深いことであり、今後も本大会の発展に少しでも貢献できることを願っています。
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