住友 EXPO2025 推進委員会メンバーである住友金属鉱山とNECが、2023年11月9日及び12月5日に大阪・関西万博の教育プログラム「リサーチミーティング」に講師として参加。SDGs達成に向けた取り組みについて、全国の中学生と意見交換を行いました。
大阪・関西万博の教育プログラムは、これからの未来を担う子どもたちが、開催前から大阪・関西万博に向けた取り組みに参加し、SDGsについて学び、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のためのアイデアを考えてもらうとともに、2025年には実際に万博会場へ行きたくなるよう、興味・関心を高めてもらうことを目的としています。2020年度から大阪府内の小中学校で開始し、2022年度以降は、実施エリアを日本全国に拡大しています。住友グループは、2022年11月に住友化学と三井住友銀行が参加しています。
今回、住友金属鉱山とNECは、自社におけるSDGs達成に向けた取り組みを紹介。その内容に対する子どもたちからの質問に回答し、意見交換を行うリサーチミーティングを実施しました。
住友金属鉱山は、住友金属鉱山別子事業所総務センター(日暮別邸記念館)の山下佳苗さんが講師となり、同社が開発した素材「SOLAMENT™」を題材にしてSDGs達成に向けた取り組みを紹介しました。この素材は、これまで見過ごされてきた太陽光の近赤外線エネルギーを活用しており、色々な角度から物事を見ることで、今まで気づかなかった資源の節約や温室効果ガス排出量の削減に貢献するアイデアはつくれることを話しました。
NECは、コーポレートコミュニケーション部 プロフェッショナルの池田俊一さんが講師を担当。同社では、生体認証やAIなどのICT技術の開発と実装を進め、多様なステークホルダーとSDGs17のゴールすべての達成に貢献していくことを説明しました。また、SDGsの達成には「未来の共感」が大切という思いを伝え、共感をつくるためには、自分の目線だけでなく相手だったらどう考えるだろう? と視点を変えてみたり、様々な視点で観察したり考えてみましょうというメッセージでプログラムを締めくくりました。
取り組み紹介の後は質問タイムがとられ、中学生たちから熱心な質問が集まりました。全国の中学生に、住友グループのSDGs達成に向けた取り組みを知ってもらえる機会になりました。