住友グループとは前々からお付き合いをさせて頂いていますが、いつも思うことは、皆が関係していて自然に「いいなあ」と思ってしまう良さがあります。そこには住友としての理論、企業としての育ち方、生き方など、そして、人と、いろいろな感情が入り込むグループだと思います。そのようなところを生かせるような作品にしたいと考えています。
住友という企業が、四百年余の長い歴史の中で、危機に何度も遭遇しながら、そのつど先人たちの英知と努力で乗り越えて、企業として、グループとして育ってきたということを日本人だけでなく、世界中の人たちに分かりやすく発信できる作品に仕上げたい。その位、歴史物語としての価値が高いと思います。
世界中で今、自然破壊に厳しい目が向けられていますが、住友は明治時代から、破壊から再生へと取り組み、見事にやり遂げているのに、そのことすらあまり知られていません。
これらを漫画だけでなく、本や映像でドラマ化したら面白さも加わり、世界にもっと広がるのでは、という思いに駆られました。もちろん、今回の作品をいいものに仕上げることが先決ですが、本当に熱いもの感じています。ご期待ください。