エジンバラ植物園 西井 かなえ 博士研究員による
『次世代ゲノムシーケンスを用いた側生器官形成制御遺伝子のファインマッピング』
など102件の研究に対し、総額 1億5千万円の助成を行うこととしました。
住友財団(会長 野依 良治、理事長 住友吉左衞門)は、この度2017度(本年4月~6月に公募)の「基礎科学研究助成」として総額1億5千万円(前年並)、同「環境研究助成」として総額1億円(前年並)の助成を決定いたしました。
これによって、財団創設(1991年)以来の累計助成金額(件数)は、「基礎科学研究助成」で約36億4千万円(2,205件)、「環境研究助成」で約26億9千万円 (1,404件)に達しました。
若手研究者による基礎科学(数学、物理学、化学、生物学、工学の基礎)研究に対する助成で、小林 誠 高エネルギー加速器研究機構特別栄誉教授を委員長とする選考委員会(委員13名)で「萌芽的、挑戦的な研究を助成するという趣旨に沿って、意欲的な研究を見出すべく」選考がなされました。選考の結果、1,372件の応募の中から、
エジンバラ植物園 西井 かなえ 博士研究員による
『次世代ゲノムシーケンスを用いた側生器官形成制御遺伝子のファインマッピング』
など102件の研究に対し、総額 1億5千万円の助成を行うこととしました。
環境問題の解決・改善に資する様々な研究に対し助成を行うもので、土肥 義治 高輝度光科学研究センター理事長を委員長とする選考委員会(委員7名)で選考の結果、
「課題研究(募集課題『地域固有の環境問題の理解および解決のための学際研究または国際共同研究』)」については、48件の応募の中から、
山形大学 農学部 渡部 徹 教授らによる
『東南アジアにおける洪水に起因する都市近郊産食料の汚染とそれによる健康リスク』
など2件に対し、総額1,980万円の助成を行うこととしました。
「一般研究」は、479件の応募の中から、
大阪大学 産業科学研究所 松本 健俊 准教授による
『シリコン廃棄物によるリチウムイオン電池負極の高容量化とサイクル特性の向上』
など42件の研究に対し、総額8,020万円の助成を行うこととしました。