助成対象 67件、助成金総額 4,944万円余
<財団設立以来の累計助成件数・金額:1,611件・12億2,847万円余>
アジア諸国と日本との相互理解を深めるため、主に東アジア、東南アジアの研究者による「日本関連研究」助成を行ってまいりました。今年度は、2019年9月~10月に助成対象を公募し、応募のあった549件の中から、助成先を決定いたしました。
タイ・コーンケン大学 教育学部 数学教育学科 助教授
サンパン ティンウィャントーン (他2名)
研究テーマ『日本、ラオス、タイにおける数学的なコミュニケーション学習の比較研究』
助成金額 100万円
本研究は、日本、タイ、ラオスでの数学教育の現状を、実際の授業を事例として比較し、タイとラオスについては数学教育の改善策を提示することを目的とするもの。
韓国・延世大学校 国学研究院 研究教授
李セボン
研究テーマ『明治日本における「自由」観の変遷研究』
助成金額 65万円
本研究は、東アジアにおいて最初に近代化に成功したといわれる明治日本の思想史が持つ重層性を明らかにし、日清戦争以降の歴史進行とは別の可能性が存在していたことを改めて考えるもの。