助成対象 65件、助成金総額 4,984万円余
<財団設立以来の累計助成件数・金額:1,676件・12億7,832万円余>
アジア諸国と日本との相互理解を深めるため、主に東アジア、東南アジアの研究者による「日本関連研究」に助成を行ってまいりました。今年度は、2020年9月~10月に助成対象を公募し、応募のあった486件の中から助成先を決定いたしました。
研究テーマ『在日バングラデシュ移民の生活と労働にみるCOVID-19の影響』
チッタゴン大学 社会科学部 犯罪警察学科 教授/前学科長
イフティカル・ウディン・チョドリ
助成金額 75万円
本研究は、日本におけるバングラデシュからの移民、およびその家族を対象とし、新型コロナウイルスの感染拡大により、彼らの労働や生活にどのような影響を与えているか調査を行い、外国人労働者たちが陥っている窮状を把握し、適切な対応がなされるように提言するもの。
研究テーマ『日台共通の文化遺産となり得る「台北昭和町」家屋群の今日的価
値及び家族史に関する研究』
台湾中央研究院 民族学研究所 助研究員
黄 智慧
助成金額 130万円
本研究は、老朽化などにより姿を消しつつある歴史的な空間である台北市の「昭和町」エリアに関し、日本統治時代から現在に至る地域史、家族史を記録として残していくためのインタビュー調査及び史料調査を行うものである。