助成対象 68件、助成金総額 4,983万円余
<財団設立以来の累計助成件数・金額(単純累計):1,812件・13億7,771万円余>
アジア諸国と日本との相互理解を深めるため、主に東アジア、東南アジアの研究者による「日本関連研究」に助成を行ってまいりました。今年度は、2022年9月~10月に助成対象を公募し、応募のあった600件の中から、別紙の通り助成先を決定いたしました。
研究テーマ『ハワイの初期移民者を通じて見る差別の重層性とマイノリティの連携の可能性-朝鮮人と沖縄人を中心に』
韓国 慶熙大学校 グローバル琉球沖縄研究所 研究員
金美佞
助成金額 100万円
本研究は、朝鮮人と沖縄人が中心であるハワイ初期の移民を通じて見た差別の重層性とマイノリティの連帯の可能性を明らかにするもの。
研究テーマ『チエンマイの文化的景観の視覚的完全性を維持するための「借景」アプローチ』
タイ チエンマイ大学 社会調査研究所 都市計画・環境学センター 研究員
チャンチラー・スックワイ
助成金額 82万円
本研究は、日本の借景の概念を用いて、ドーイステープ山の東麓に立地する旧ラーンナー大国の都チエンマイの都市開発と景観の保全策を検討することを目的とするもの。
研究テーマ『ネパールにおけるビジネスイノベーションの推進:適応可能なビジネススキームを求めて日本の「道の駅」を探る』
ネパール トリブバン大学 ネパール商業キャンパス 一般管理学部 教授
ラジ・クマール・バタライ
助成金額 80万円
本研究は、ネパールの中小零細企業を振興する観点から、日本の「道の駅」に着目し、「道の駅」を通じた日本の地方活性化の取り組みから学び、その成果を自国、特に農村開発などに還元するもの。