助成対象 69件、助成金総額 4,944万円余
<財団設立以来の累計助成件数・金額(単純累計):1,881件・14億2,715万円余>
アジア諸国と日本との相互理解を深めるため、主に東アジア、東南アジアの研究者による「日本関連研究」に助成を行ってまいりました。今年度は、2023年9月~10月に助成対象を公募し、応募のあった853件の中から、別紙の通り助成先を決定いたしました。
研究テーマ『江戸時代の漢学者の読書論と読書様相に関する研究』
中国 揚州大学 外国語学部 准教授
劉菲菲
助成金額 70万円
本研究は、江戸時代の漢学者の読書論を分析し、朱子学派、古学派、陽明学派の三派を対象として、古代中国の儒学者の読書思想からいかなる影響を受けたのかを明らかにしようとするもの。
研究テーマ『Sustainable Coastal Island Tourism』
インドネシア パジャジャラン大学 大学院 講師
Kevin Muhamad Lukman
助成金額 100万円
本研究は、インドネシアのジャカルタ沖合のTidung島と日本の石垣島を事例に、気候変動に対処し、地域の環境を維持しながら、いかに持続可能な観光開発を進めていくかを検討するもの。
研究テーマ『Influence of Ajanta Paintings on Buddhist Art in Japan』
インド デリー大学 社会科学部 教授
Ranjana Mukhopadhyaya
助成金額 60万円
本研究は、インドのアジャンタ絵画が日本の仏画に与えた影響を、野生司香雪という仏画家を通じて研究するという、インド人研究者でないと出来ない日本研究の典型的な案件。