助成対象 4件、助成金総額 547万円
文化財維持・修復事業助成(国内・海外)を受けて修復された文化財を公開展示する事業への助成を新設致しました。初年度となる今年度は、2024年10月~11月に助成対象を公募し、応募のあった4件すべてを、助成先として決定いたしました。
岡山大学(岡山県岡山市)
倉敷市楯築遺跡特殊器台修復記念展示会事業
助成金額 100万円
倉敷市楯築遺跡特殊器台は、1979年に岡山大学による楯築墳丘墓第3次調査によって出土した弥生時代の土器で、「埴輪の起源」としても注目されている。出土後復元作業が行われて保管されてきたが、50年近くが経過し、修復箇所の劣化が進んだことから住友財団の助成を受けて2024年度に修復が行われた。修復費用の調達には、クラウドファンディングも活用され、市民の関心も高いことから、修復完成披露の展示会が企画され、岡山大学考古資料展示室で展示が行われることとなった。