一筆啓上賞手紙コンクール後援

第21回一筆啓上賞顕賞式

入賞作品
秀作
  • 「六才になったおとうと」へ
    「おれについてこい。」ってさい近よく言うけど、
    じ分がおとうとってことわすれてない?

    齋藤 優月(8歳 福井県)

  • 「亡き友」へ
    昭和三十九年、君と走った聖火リレー。
    忘れたことはない。
    また東京に五輪が来るよ。

    渡会 克男(63歳 千葉県)

  • 「思い出の年下の君」へ
    「惚れてもいいかな」
    今思い出してもウフフ。
    絶対に忘れてあげない。

    町田 ゆかり(56歳 長野県)

  • 「やさしい主人」へ
    病床で、短い私の左手の生命線を
    黙ってペンで書き足した
    あなたの気持ち忘れません。

    村松 みどり(静岡県)

  • 「漢字ドリル」へ
    もう忘れたりしないから、出てきて下さい。
    早くしないと夏休みが終わっちゃう。

    関口 大毅(9歳 福井県)

  • 「一才で亡くなった長女」へ
    忘れたくない君の元気な泣き声を、
    うっかり思い出さないよう
    母は今日も鼻歌を歌います

    川波 優心(30歳 大阪府)

  • 「息子たち」へ
    二人とも、忘れないでね。
    兄弟ゲンカで「おまえの母さん、でべそ」
    って言ったこと。

    末永 逸(51歳 鹿児島県)

  • 「母」へ
    片親の辛さに泣いた夜、
    一緒に流した涙は忘れません。
    立派になってみせます。

    森 渚(17歳 富山県)

  • 「おばあちゃん」へ
    古巣をわすれないで今年もつばめが来ましたよ、
    だから洗濯物そーっと干してます。

    井上 美津江(69歳 福岡県)

  • 「娘」へ
    退院の日「ひな人形飾ったよ。」
    貴女の言葉に、
    生きる事を忘れてた自分にハッとした。

    佐藤 ヨキ子(70歳 千葉県)

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