日本板硝子にほんいたがらす

ガラスについて調べてきたよ

ガラスの原料は「砂(すな)」なんだ

ガラスのおもな原料は「けいさ」という「砂(すな)」なんだ。「砂」はみんながよく知っている海辺の砂や公園の砂場(すなば)にある砂とせいぶんは同じなんだ。それに、「ソーダ灰(ばい)」、「石灰石(せっかいせき)」、「ドロマイト」、「ボウ硝(しょう)」などが入っているんだ。どれも白い粉で、学校の運動場に白い線を引く粉があるよね。あれをイメージしてくれればOKさ。それらを混(ま)ぜ合(あ)わせて1,300度から1,600度に熱すると原料がとけていくんだ。そのとけて軟(やわ)らかくなったものを板状(いたじょう)にして、ゆっくり冷やす事により、澄(す)みきったガラスができあがるってわけだ。だから、ガラスをつくるときには、「原料を混ぜる」「原料を溶(と)かす」「板状にする」「冷やす」という4つの工程(こうてい)があるんだよ。ガラスの原料は、主に天然資源(しげん)からできているし、工程(こうてい)ででた不用ガラスは粉砕(ふんさい)してガラス屑(くず)「カレット」にすることで、ガラス原料に混ぜて再度(さいど)板状のガラスにすることができるので無駄(むだ)がないし、環境(かんきょう)にとってもやさしい物質(ぶっしつ)なんだよ。

けいさ、ソーダ灰、石灰石、ドロマイト、ボウ硝

平らなガラスのことをフロート板ガラスというんだよ

昔の板ガラスは、デコボコがあって、表面が歪(ゆが)んでいたんだ。だけど、いまの板ガラスは綺麗(きれい)だろ。それは1952年にイギリスの会社が発明したフロート法によってつくられているんだ。溶(と)けたガラスの原料をガラスより重い溶けた錫(すず)の上に浮(う)かべて板状(いたじょう)にのばしていくやり方なんだ。このつくり方が発明されたことで、表面がきれいで、大きな面積の板ガラスがたくさんつくれるようになったんだ。20世紀最大の発明のひとつに数えられているんだよ。
昔の家は窓(まど)ガラスが小さくて部屋が暗かったよね。でも、いまの家は窓ガラスが大きくて太陽の光が部屋にいっぱい入ってくる。大きな板ガラスのおかげで明るい部屋になったんだね。

フロート板ガラスの製造工程

新しいガラスで省エネにつながるんだよ

新しいガラスで省エネにつながるんだよ

大きな窓(まど)ガラスには、欠点があったんだ。夏になると窓ガラスから暑い日ざしがたくさん入るよね。冬は窓ガラスの近くにいくと冷気が入ってきて寒いよね。だけど、最近、この熱の流れを止めてくれるガラスが登場したんだ。「断熱(だんねつ)ガラス」というんだよ。夏の太陽を遮断(しゃだん)して反射(はんしゃ)させるガラスなんだ。冬は部屋の熱を逃(に)がさないんだよ。そうすると、エアコンをあまり使わなくてもすむよね。つまり、このガラスのおかげで省エネになるんだ。
その他、泥棒(どろぼう)が窓(まど)ガラスを破(やぶ)ろうと思っても破れにくい「防犯(ぼうはん)ガラス」や結露(けつろ)がおこりにくいガラスなど、便利なガラスが開発されているんだよ。
日本板硝子(株)は、高い技術(ぎじゅつ)力を持ち、こうした便利なガラスを開発しているんだ。

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