住友倉庫
貿易について調べてきたよ
日本に入ってくる前に検疫所でチェックする
ぼくたちが食べている「とうふ」や「みそ」の原料の大豆は、実はほとんどが外国から船で輸入(ゆにゅう)されているんだよ。でも、大豆のような食品の原料や、植物とか動物は日本に到着(とうちゃく)してから、厳(きび)しく検査(けんさ)されるんだ。この検査は検疫(けんえき)といって、病原体や有害物質などに汚染(おせん)されていないか、日本にいない害虫がついていないかをチェックするんだ。害虫が入ってくると大変なことになるよね。だから、そういう危険(きけん)なものがないかどうかをチェックして、安全が確認(かくにん)できたものだけに許可(きょか)をあたえているんだ。港や空港には、そのような役割(やくわり)をする検疫所というのがあるんだよ。
通関手続きが必要なんだよ
検疫所でチェックしてもらえば、それで日本に入れるというわけではないんだよね。まだ通関(つうかん)手続きというものがあるんだ。これは、どういうものを輸入するのか、「品物の名前や種類、数量、値段(ねだん)」などを国に申し出ることなんだ。それと同時に、国に税金(ぜいきん)を納めてようやく輸入が許可されるんだけど、その税金のことを関税(かんぜい)というんだよ。
逆に、輸出(ゆしゅつ)するときにも通関手続きはいるけれど、輸入とちがって関税はかからない。貿易相手の国で輸入するときに、その国で決められた関税がかかるんだ。
こうして外国との貿易が行われているんだね。
通関士という貿易のエキスパートがいるんだよ
通関手続きは、書類の提出や関税の計算など専門的な仕事なんだよ。だから、そこでは通関手続きのエキスパートである通関士(つうかんし)という人たちが活躍(かつやく)しているんだ。
通関士は貿易に関する唯一(ゆいいつ)の国家資格なんだ。通関士は、商社などの貿易専門の会社や、通関手続きを専門としている会社、倉庫会社や運送会社、宅配会社、航空貨物会社などの運送と通関手続きをかねている会社で働いているんだよ。
日本は外国の品物をたくさん輸入しているので、通関士の活躍する場もたくさんあるんだね。
住友倉庫にも通関士が働いていて、貿易に関するお手伝いをしているんだよ。