住友電装
自動車の内部にある
ワイヤーハーネス
電気を送るワイヤーハーネス
自動車のボンネットを開けてみたことがあるかい。ボンネットのなかには、何本かの電線があるだろ。ボンネットの真ん中にはエンジンがあるけど、エンジンの周りにも電線があるよね。そのほかの部品にも電線があるだろ。あれがワイヤーハーネスだよ。電気を送る電線だね。でも、豆電球に使う電線とはちょっとちがう。豆電球の電線は、細い線だけど、車に使うワイヤーハーネスは、熱や振動(しんどう)に負けないために、じょうぶにできているんだ。約2,000本もワイヤーハーネスを使っている自動車もあるんだよ。
場所によって形がちがうワイヤーハーネス
ワイヤーハーネスにはいろんな種類があるんだ。エンジン周りに使われるエンジンハーネス。自動車の屋根に使われるルーフハーネス。ドアの中にあるドアハーネス。トランクハーネスやフロントハーネスなど。使われている場所によって、ワイヤーハーネスに求められる条件(じょうけん)がちがうからね。それで、形も変わってくるんだ。
エンジンハーネスには熱さにたえられるものでなければいけないし、ルーフハーネスはせまい場所に張(は)りめぐらすので薄(うす)く作られている。ドアハーネスは雨水が入っても大丈夫(だいじょうぶ)なように作られているんだよ。
ワイヤーハーネスはますます重要になる
自動車には電気で動く装置(そうち)がいっぱいあるよね。エンジンをかけるときは電気でモーターを動かすし、ガソリンを燃(も)やすためのプラグへの点火も電気が必要なんだ。ヒーターやエアコン、パワーウィンドウ、ルームランプ、オーディオ、カーナビ、エアバックにも電気は必要なんだよ。最近では、後部座席(こうぶざせき)にテレビがついている車もあるよね。
今後、自動車はもっと電気を使う機器が増(ふ)えるだろうといわれている。そのとき、電気を送るワイヤーハーネスが重要になるよね。住友電装は、そのワイヤーハーネスを作っている会社だ。住友電装のワイヤーハーネスが世界中で使われているんだよ。