住友金属鉱山
金属はどうやってできているの?
金属(きんぞく)は石のなかにあるんだ。
金属(きんぞく)はどうやってできるのか知っているかな?「鉱石(こうせき)」といって金属の素(もと)が含(ふく)まれている石があるんだ。その鉱石から金属はできているんだよ。だから、金属作りは鉱石を掘(ほ)るところから始まるんだ。
その鉱石が、特別にたくさん採(と)れる山があるんだ。その山を「鉱山(こうざん)」と呼(よ)ぶんだ。鉱山で大きな岩を砕(くだ)いて、運びやすい大きさの石にしてから、工場に運ぶんだよ。そして、工場で鉱石から金属をとり出しているんだ。
鉱山(こうざん)の場所はどうやって見つけるの?
鉱石(こうせき)を掘(ほ)ることができる鉱山(こうざん)は、世界中にあるんだ。もちろん日本にもあるんだよ。じゃあ鉱山はどうやって発見されているんだろう?
鉱山が、どこにあるかを調べる時には最新の技術(ぎじゅつ)を使うんだよ。例えば、信じられないようなことだけど、宇宙(うちゅう)から撮(と)った写真で調べるんだ。これは地面の温度変化を見ることができる写真なんだ。
もっとくわしく知るために、直接(ちょくせつ)その場所へ行って、鉱石が本当にあるのか、どんな鉱石があるかなどを、電気の力を使ったり、植物を観察したりしてていねいに調べるんだよ。じっさいに鉱山を掘るときには、たくさんの人の力や大きな機械が必要になるんだ。だから、鉱山を探(さが)すには、特別な技術と、しっかり調べる時間が必要なんだね。
鉱石(こうせき)を掘(ほ)り続けてもなくならないの?
金属(きんぞく)をとりだす「鉱石(こうせき)」も、石油や石炭と同じように地球の限(かぎ)りある資源(しげん)だから、このままずっと鉱石を掘(ほ)り続ければ、いつの日か無くなってしまうんだ。金属は、限りがある材料だから、大切に使わなければいけないんだね。
金属を大切に使っていくためには「リサイクル」をすることが重要なんだよ。特に、みんなの身のまわりにあるパソコンやスマートフォン、携帯(けいたい)電話の中には、金属や金属を使った材料がたくさん使われているんだって。これを「ごみ」として捨(す)てるのではなく、リサイクルのために集めたら、たくさんの金属がもう一度新しい製品(せいひん)に生まれ変わることができるんだ。金属の量には限りがあるけれど、金属を使って未来に新しいもの生み出していく可能性(かのうせい)は無限(むげん)なんだね!
住友金属鉱山株式会社では、金属や金属を使った材料を作るために研究した高度(こうど)な技術(ぎじゅつ)を使って、「金属リサイクル」に積極的(せっきょくてき)に取り組んでいるんだって。